farmar's talk NEO

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農業で暮らすとは・・

正月からロバート・レッドフォード監督の「リバー・ランズ・スルー・イット」を観たこともあって、田舎に住んでいるにもかかわらず何だか郷愁モード(笑)。そんなこともあって、そういえばあったはずと、我が家のトイレ本のナショジオアーカイブから2012年1月号の特集「モンタナの大地 農民の心」を取り出して眺めていたらこんな言葉があった。

・・・今後は、死ぬまで働き続けるか、農場を打って楽隠居するかのどちらかだ。カレンは家族写真を見せてくれた。昨年の収穫期に、息子たちやその嫁、孫など総勢18人が勢ぞろいした時の写真だ。黄金色に輝く小麦を満載したトラックやコンバインのあいだで、皆、楽しそうに笑っている。

目に見える土地だけが財産ではない。
自由や家族の伝統、日々の暮らしの手ざわり、
そして広々とした風景もまた貴重な財産だ。

「この光景がこれからも続いてほしい」と、カレンは言った。それは彼女に限らず、家族経営の農家に共通する願いだという。「そうでなければ、とっくに土地を離れていますよ」。もはや理屈ではない。「自分の一部なんです」と言うと、カレンは最後にひと言、こう付け加えた。「アイデンティティーですよ」

まさに、である。

「リバー・ランズ・スルー・イット」は心に残る映画だ。ラスト、老いた主人公が故郷の河でフライフィッシングをする場面に、思わず私自身を重ね合わせてしまったのだった。